ゆきこの観た聴いた空気を吸った個人的記録日記

ライブとか舞台とかに行った個人的記録

十月花形歌舞伎 GOEMON 石川五右衛門

10月9日夜、10日昼、23日昼夜の4公演。

話についてはもはや何を言ってもムダ( ╹▽╹ )、こちらもツッコむ気さえ起こらず楽しめるまでに。
いやー、あのかわいい友市くんが、どういうツテで忍術修行に。
みなし児で苦労したんだな~アハッ
んで、カルデロン氏の神父スタイルと通司スタイルは野暮ったいな〜と思うんだけど、酒場で飲んだくれてる酔っ払いと、ラストのおじいちゃんは、パンツライン美しいね!
んで、霧隠才蔵美しいね!
そんで、今井さんのフラメンコに対してすっかり辛口のワタクシですが、物語の中で踊る分には、今井さん十分に踊れていました!(って偉そうに……)
いや、孤独や辛さをぶつけるように踊るには、キレッキレである必要はないし、
感情の発露として踊る、は成立している。
んで、佐藤先生がよりハイレベルなん踊らはるので、まぁその役割の違いとしても、作品として合ってる。
しかし別にもはやどうでもいいのだが、「息子の危機」ではなく「息子の彼女の危機」でさえなく、「息子の片思いの相手だが脈なしの女の職業上の危機」に現れる父親。
はて…フットワーク軽いな…。
阿国ちゃん相変わらずかわいい。
愛之助さんの観客席側への宙乗りがなくなって、ファンは淋しいでしょうな。
やっぱりラストのカタルシスがなーと思ったところで新たに插入された、カルデロンパパとゴエモンのアムール〜♪
えーと、愛之助さんのファンの方はこれでOK?
いや、しこたま笑いましたけども。
私はアルテイソレラの矢野吉峰さん好きなんですが、9日10日は上手側のわりと前の方の席で、矢野さんがわりと近くで見れて、フラメンコファンとしても満足度高しです。
ゴルペで演ったヌメロは、わりとゴエモンと共通だったのねー。
昨年の配信見たときにも思ったけど、下重心の日舞とフラメンコは、まぁ相性悪くはないのね。
なんか、様にはなっている。
しかしフラメンコの持つ粗さみたいなのが、日舞で育った歌舞伎俳優の方々だとどこまでも優美になってる。
ので、フラメンコなのか不思議な舞踊に。
それはそれで美しくおもしろい。
しかし、まぁずっとこれだからそれで行くんだろけど、石田の局とのくだりとかは、カルデロン氏も歌舞伎動作にしないんやろか。
ひとりだけ所作が違うから、妖怪の中に迷い込んだ人間に見える。
ラストのゴエモンカルデロンおじいちゃんシーンは、逆に、人間界に迷い込んだ妖怪の構図転換なってておもしろかったけど。